外壁塗装のポイントとは?
2023/07/19
建物の外壁塗装は、建物を長持ちさせるためにとても重要なメンテナンス作業の一つです。しかし、外壁塗装を行う際には、注意点やポイントが多く、素人が行うと十分な効果を得られなかったり、問題が生じたりすることもあります。そこで、今回は外壁塗装のポイントについて詳しくご紹介します。
目次
外壁塗装の必要性とは?
外壁塗装は、家の外観を美しく保つために必要なリフォーム手法の一つです。家の外壁は、様々な外的要因により劣化してしまうことがあります。また、塗料の色褪せや剥がれなど、年月とともに老朽化してしまう場合もあります。 そうした劣化が進んだ外壁は、建物自体が傷み、雨漏りやカビの発生など建物の健康維持上の問題が発生してしまうことがあります。そのため、こまめなメンテナンスが必要です。 外壁塗装を行うことにより、外壁の機能回復や防水性の向上、耐久性の強化、汚れや紫外線からの保護などを実現することができます。また、新しい色合いを使ったり、単に見た目を変えることができるため、美観の向上にも繋がります。 しかし、外壁塗装には費用や手間がかかるため、見積もりの段階でそれらについてしっかりと確認し、費用対効果を考慮した上で専門家のアドバイスをもらうことが大切です。外壁塗装を行うことで、家の寿命を延ばし、快適で美しい住環境を保つことができます。
外壁塗装をするタイミングとは?
外壁塗装は、家の外観を美しく保つだけでなく、建物を長持ちさせるためにも重要です。しかし、外壁塗装のタイミングは、実際にどのように決めたら良いのでしょうか?外壁塗装は、建物の素材や使用環境によって異なりますが、一般的には、建物の年数や目視での確認が重要な指標です。 外壁塗装の目安としては、一般的に20年程度が挙げられます。しかし、気候や風雨、紫外線によって、実際にはそれよりも早く劣化してしまう場合もあります。また、外壁にひび割れや腐食などが見られた場合には、早急に塗装することをお勧めします。 外壁の素材によっても、塗り替えのタイミングは異なります。例えば、木材の外壁の場合は、3~5年程度ごとに塗り替えが必要です。また、金属の外壁の場合は、目視で塗膜が剥がれてきたり、錆が出てくる場合には早急に塗装する必要があります。 外壁塗装のタイミングを見極めることは、建物を長持ちさせるうえで非常に重要です。定期的な点検やメンテナンスを行い、早めの対応を心がけることが大切です。外壁塗装のことでお悩みの場合は、リフォーム業者に相談してみると良いでしょう。
外壁塗装の素材の種類と特徴
外壁塗装をする際には、適切な素材を選ぶことが重要です。素材によって塗装の耐久性や効果は異なります。まずは、代表的な素材をご紹介します。 1.アクリル塗料 アクリル塗料は、比較的安価で施工時に乾きが早く、湿気に強いというメリットがあります。また、低臭で環境にも優しいという点があります。ただし、耐久性が若干低く、塗装面の汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。 2.ウレタン塗料 ウレタン塗料は、アクリルに比べると高価で厚塗りしやすく、高い耐久性を持っています。また、耐摩耗性、耐化学性にも優れており、塗装面の汚れも目立ちにくいというメリットがあります。ただし、施工時に乾きが遅く、臭いが強いというデメリットがあります。 3.シリコン塗料 シリコン塗料は、強力な防水性や防汚性を持っています。また、さまざまなカラーがあるほか、劣化しにくく、長期間美しさを保つことができます。ただし、高価で施工がやや難しいというデメリットがあります。 以上のように、外壁塗装に使用する素材にはそれぞれ特徴があります。ブランドやメーカーによっても細かい違いがあるので、塗装工事をする前に、専門家に相談することをおすすめします。
外壁塗装の工程と作業手順
外壁塗装を行うにあたり、まずは下準備が必要です。外壁の汚れを落とすために高圧洗浄機で洗浄を行います。その後、小さな穴などを修復するために、サンダーで削り、ボンド材を塗布し、乾燥させます。この作業を下地処理といいます。 次に、コーキング処理を行います。この工程では建物の継ぎ目や隙間にコーキング材を充填して、防水性や断熱性を高めます。また、スロープ状の部分にスロープ材を取り付けることもあります。 これらの下準備が完了したら、塗装作業が始まります。塗料は一般的に下塗り中塗り上塗りの3回に分かれて塗り重ねます。塗料の種類によっては、下塗りをスタートとして2回の塗装でも十分な場合もあります。また、各工程終了後に乾燥を十分に待ってから、次の工程を行います。 最後に、外壁を保護するためにトップコートを行います。トップコートには、汚れや太陽光などから外壁を保護するとともに、外壁に美しい光沢を与える役割もあります。 以上が、外壁塗装の工程と作業手順になります。外壁の汚れや傷みを放置すると、建物全体の耐久性に悪影響を及ぼすことがあります。定期的なメンテナンスを行い、長期にわたって家を守っていきましょう。
外壁塗装の適正価格と業者選びのポイント
外壁塗装は住宅の保護や美観を維持する上で欠かせないメンテナンスです。しかし、一度に多額の費用がかかるため、適正価格の判断や業者選びが重要となります。まずは適正価格の基準として、増税前であれば坪単価8~10万円程度、増税後は10~12万円程度が相場とされています。ただし、建物の状態や材料、面積などによって価格は異なります。また、安すぎる価格は施工内容や材料に問題がある場合がありますので、安易な値段に惑わされず、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。 業者選びのポイントとしては、まずは施工実績や口コミ評価、保証内容を確認することが重要です。特に保証内容は、万が一施工不良があった場合に備え、きちんと確認しておくことが必要です。また、シールや下地処理の丁寧さ、作業後の清掃など、細部にも注意を払うことが大切です。最近では、安心して外壁塗装を依頼できるよう、業界団体が設立されているため、その加盟業者を選ぶのも一つの方法となります。正しい判断と選定を行い、良質な外壁塗装を実施して、住宅を美しく保護することが大切です。